緑内障とは

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緑内障とはものを見る神経である視神経が弱る病気です。視神経は太さ1mm程の神経ですが実は百万本以上の細い神経線維の集まりで、神経線維が減って視野が欠ける病気が緑内障です。神経線維が最終的に全部無くなれば失明してしまうことになりますので大変恐い病気です。神経が減る主な原因は眼圧が上がることですが、眼圧は正常でも特別に神経が弱いと緑内障になる場合があります。

緑内障は急性と慢性の二つのタイプに大きく分けられます。

急性緑内障

急性緑内障はある日突然強い眼の痛み、充血、視力低下を生じる(緑内障発作)病気で、放置すれば数日で失明してしまいます。眼の中の水の流れが停止し眼圧が極端に上がることが原因で、一刻も早く眼の中の水の流れを改善させるための処置や手術が必要です。このタイプの緑内障は発作が起きる前に治療することが重要で、そのための予防的治療としてレーザー手術(姑息的治療)と白内障手術(根本的治療)があります。「緑内障にならないように白内障手術を行う」とはちょっとヘンな話のようですが、眼の中で大きな体積を占めている水晶体を手術で除去することで眼の中の水の流れる道を広げることが出来るというのがその理由です。

慢性緑内障

慢性緑内障は急性緑内障とは逆に非常に慢性の経過を取る病気で、数十年と言う時間をかけて徐々に進行します。最初は視野が欠けてきますが、この段階では自覚症状がまったくありません。「見えにくい」と気が付く頃はほとんど末期の状態と言えますので、自覚症状の無い段階から治療を開始することが必要です。神経を増やして視野を回復させることは残念ながら出来ませんので、残っている神経をそれ以上減らさないように守っていくことが治療になります。そのための唯一の方法が「眼圧を下げる」ことです。

緑内障の治療

どこまで眼圧を下げれば良いかはその方の眼の視神経の強さによって一人一人違います。20mmHgまで下げれば十分の方もいれば15mmHgでも進行するので10mmHgまで下げないといけない方もあります。その方の視神経が許容出来るところまで下げないと進行を止められない訳で、眼圧を治療前の70%にする(30%下げる)のがひとつの目安です。
緑内障治療薬にはいろいろなタイプのものがあり、効果の強さ、副作用の程度などから最良の組み合わせを考えて治療していくことになります。

緑内障手術

目薬では十分な眼圧効果が得られない場合や、副作用が強く目薬を継続出来ない等の場合、手術を行います。入院手術となるため大学病院などをご紹介します。